子宮頸がん
若い女性に増えていますが、予防可能ながんです
8/8(Sat) 16:00-16:50 秋葉原UDX 6F カンファレンス E
子宮頸がんは、子宮頸部に発生するがんです。大部分はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で、がん化過程も良く解明されています。細胞診を用いた検診で早期発見できますが、発見が難しい腺がんが増えていることが問題になっています。治療は手術と放射線が主体ですが、近年術式や新しい放射線治療が工夫されています。検診方法、治療法などについて、最新情報を含めてお話しします。
講演者
上坊 敏子(じょうぼう としこ)
独立行政法人地域医療機能推進機構相模野病院 婦人科
1973年、名古屋大学医学部卒業。北里大学病院での5年間の研修後、北里大学医学部研究員、講師、助教授を経て、2007年に教授に。2007年4月から社会保険(現独立行政法人JCHO)相模野病院婦人科腫瘍センター長、北里大学医学部客員教授。専門は婦人科腫瘍学。細胞診専門医、国際細胞学会フェロー、婦人科腫瘍専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医。
司会
阿南 里恵(あなみ りえ)
特定非営利活動法人日本がん・生殖医療研究会 患者ネットワーク担当
1981年生まれ、大阪府出身。23歳の時に子宮頸がんが見つかり、抗がん剤、子宮全出術、放射線治療を行った。子宮を摘出したために恋愛や結婚にも支障を抱え、現在がん・生殖医療の啓発や患者支援活動に取り組んでいる。昨年12月12日には厚生労働省がん対策推進協議会の委員として、国のがん対策にがん・生殖医療を盛り込むべきとの意見書を提出した。現在、子供のうちからがんの正しい知識を習得するため、がん教育の普及にも取り組んでいる。
公開日:2015年6月5日 最終更新日:2015年11月5日