胸腺腫
成人で退化する胸腺から20万人に1人に発症する腫瘍
8/8(Sat) 17:00-17:50 秋葉原UDX 6F カンファレンス F
胸腺は心臓の上前部にある免疫を司る組織です。大人になるに従い退化するこの臓器からは、胸腺腫と胸腺がんが発症します。いずれも稀ながんであり、肺がんなどと比べて十分な研究開発がされておらず、医療者も多くを経験することができません。この稀な疾患を概説するとともに、現状で最善と考えられる治療、開発の動向などについて講義したいと思います。
講演者
後藤 悌(ごとう やすし)
国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科
2003年、東京大学医学部卒業。2013年から国立がんセンター中央病院呼吸器内科にて、肺がんに対する臨床研究に従事している。標準治療の確立だけでなく、基礎生物学的な研究が一日でも早く、実際の臨床に応用できることを目指している。医療の情報の質や伝達方法にも継続的に関心を寄せている。
司会
福島 安紀(ふくしま あき)
医療ライター
1990年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に、新聞、雑誌、ウェブサイトに執筆活動を行う。著書に『病院がまるごとやさしくわかる本』(秀和システム)、『病気でムダなお金を使わない本』(WAVE出版)など。
公開日:2015年6月5日 最終更新日:2016年4月13日