【日本肺癌学会共催】がん免疫療法
がん免疫療法の今昔物語:免疫療法も分子標的治療です!
8/8(Sat) 14:00-14:50 秋葉原UDX 4F ネクスト1
がん免疫やがん抗原の発見に始まった「がん免疫療法」ですが、当初は患者さんの免疫機能をいかに刺激し、がん細胞を「異物」としていかに認識させるかに焦点が絞られていました。しかし、敵もさる者、がん細胞は強化された免疫すらすり抜ける術を獲得しています。最近開発された抗PD-1、抗PD-L1抗体薬は、この「がん細胞が免疫からすり抜ける力」を阻害するもので、免疫チェックポイント治療薬と呼ばれています。今回は、免疫療法の歴史を振り返りながら、新しい免疫療法について紹介します。
講演者
佐々木 治一郎(ささき じいちろう)
北里大学医学部附属新世紀医療開発センター教授/北里大学病院集学的がん診療センター長
1991年熊本大学医学部卒業、1998年同大学院医学博士取得。2000年から3年間米国MDアンダーソンがんセンターで肺癌基礎研究に従事。2004年より熊本大学医学部附属病院にて肺癌の診療に加えがん診療地域連携やがんサロンの普及活動に従事し、2011年4月北里大学医学部へ異動。2014年2月より現職。がん細胞の基礎研究からがん患者さんの社会支援に至るまで幅広く診療・研究の対象にしている。
司会
坪井 正博(つぼい まさひろ)
国立がん研究センター東病院 呼吸器外科 科長
横浜市立大学医学部外科治療学教室・客員教授,呼吸器病センター外科 准教授,東京医科大学外科第一講座・客員准教授。 1987年東京医科大学医学部卒業。同大学外科第一講座および国立がんセンター中央病院等での研修を経て、1997年より東京医科大学病院呼吸器外科、2008年から神奈川県立がんセンターで肺がん診療全般に取り組み、2012年4月より現職。医学博士。ちょいメタボに悩む。座右の銘は、「運・鈍・根」。肺がんなど胸部悪性腫瘍に対する外科治療を中心とした集学的治療の診療と開発に取り組む。分かりやすい情報提供を通じて、個々の患者さんに最適で質の高いハートフルな診療を行うことが信条。
公開日:2015年6月6日 最終更新日:2015年10月2日