骨転移治療とがんによる運動機能の低下(がんロコモ)
ここまで分かった「がんロコモ」〜動ける体を維持することの意義を考える〜
8月24日(土)15:15−16:00 第2会場
がんが影響して移動機能が低下した状態が「がんロコモ」です。がんになるとがん自体のみならず、がん治療によっても運動機能が低下します。がん治療に専念するばかりに、運動器疾患が悪化してしまうことも問題です。本講演では、明らかになってきた「がんロコモ」の実態と必要な対応についてお話しします。
講演者
河野 博隆 (
かわの ひろたか )
帝京大学
医学部整形外科学講座 主任教授
平成4年東京大学卒。骨軟部腫瘍の診療とがん診療における運動器マネジメントに取り組む。整形外科全体が、がん診療に関わり、がん患者さんの運動機能の維持・向上を目指す「がんロコモ」啓発活動をがんロコモワーキンググループの一員として進めている。
司会者
櫻井 卓郎 (
さくらい たくろう )
国立がん研究センター中央病院
作業療法士
筑波大学大学院人間総合科学研究科感性認知脳科学専攻修了。滋賀県立成人病センター、国立療養所多磨全生園を経て2010年11月より現職。主に脳腫瘍、上肢発生の骨軟部腫瘍、造血幹細胞移植期のリハビリテーションに従事。2017年、専門作業療法士がん(日本作業療法士協会)取得。学会活動としてAYAがんの医療と支援のあり方研究会 学術プログラム委員など。