大腸がん
遺伝子関連検査と共有意思決定
8月6日(日)10:00−10:45 第2会場
2023年に大腸がん診療における遺伝子関連検査等のガイダンスが発刊されました。遺伝子検査結果に基づく適切な治療薬選択はもとより、患者さんやご家族の価値観を医療従事者と共有し治療方針へ活かす共有意思決定が注目されています。治療選択肢が増えた今だからこそ、真の個別化医療について改めて議論しましょう。
講演者
柏田 知美 (
かしわだ ともみ )
佐賀県医療センター好生館
臨床腫瘍科 部長
2001年佐賀医科大学卒業、一般・消化器外科へ入局。11年間消化器外科診療に従事。2008年より社会人大学院がんプロフェッショナル養成プランへ進学。2011年修了。佐賀大学医学部附属病院において、がん薬物療法専門医として消化管がん、胆道・膵臓がんを中心に診療。2020年より現職。消化器がん治療開発に向けた多くの臨床試験に携わっています。趣味は自転車通勤と遅々として上達しないドラム。
司会者
一志 将人 (
いちし まさと )
コロンケアサポート 代表
企業で技術者として活躍中の2017年、直腸がんステージⅢbと診断され、根治切除術が実施されるも、3年後に両肺転移再発。直腸、左葉、右葉の外科手術と2度の抗がん剤治療を終え経過観察中。各病期の各局面で、治療の選択と復職後の働き方について、難しさと大切さ両面を痛感し、労使双方に確かながん情報の提供、啓蒙とサポートを行う、コロンケアサポート代表。ジャパンキャンサーフォーラム2022プレゼンター、CNJがんナビゲーター(2021)