頭頸部がん
光免疫療法
保険診療としての光免疫療法(頭頸部アルミノックス治療)
2021年1月より日本国内において保険診療として始まった頭頸部アルミノックス治療(光免疫治療)は薬剤とレーザー光を組み合わせた治療です。この治療は臨床試験において他の治療選択肢がない患者さんに施行され、約4割の病変に腫瘍縮小効果を認めました。新しく頭頸部がん治療の選択肢となった光免疫療法についてお話しします。
講演者
1999年弘前大学医学部卒業、自治医科大学耳鼻咽喉科、国立がんセンター東病院頭頸部外科レジデントなどを経て2007年国立がんセンター東病院頭頸部外科』医員、2016年医長。頭頸部外科医として頭頸部癌診療に従事している。がんの根治性と機能温存の両立を目指して診療を行なっている。光免疫療法について臨床試験から関わり数多くの施術を行なっている。日本頭頸部外科学会評議員、頭頸部アルミノックス運営委員会副委員長
司会者
がん罹患経験者に関わる方専門の産業カウンセラー。両立支援コーディネーター。著述家。 2017年12月(38歳)のとき、ヘルスケア企業で管理職を目指すさなか、中咽頭がん告知を受け、標準治療(抗がん剤、放射線)を開始。翌8月に病巣が画像上消滅し、9月より復職。2021年2月、局所再発により標準治療(手術)を実施。現在は経過観察中。 社内でのキャリアアップが遠のく中、新たな生きがいを見い出すべく、フルタイム勤務の傍ら、2019年11月に弊法人を設立。 国家プロジェクト「がん対策推進企業アクション」におけるがんサバイバー認定講師、千葉県がん対策審議会専門委員としても活動している。 2023年8月、『キャンサーロスト』(小学館新書)を出版。他にも著書あり。