すい臓がん
すい臓がんに対する手術の考え方
8月5日(土)14:00−14:45 第2会場
すい臓がんは、切除が困難な状態で見つかることが多い難治がんです。治癒するには手術が必要ですが、すい臓は体の奥深く、周りを重要な内臓や血管に囲まれており、リスクや体への負担が大きい手術が必要です。また、手術だけで治癒する可能性が低く、抗がん剤や放射線との組み合わせが重要です。どの様な手術が行われるか、手術ができる・できないを分けるポイント、集学的外科治療、などをお話します。
講演者
元井 冬彦 (
もとい ふゆひこ )
山形大学大学院
医学系研究科医学専攻外科学第一講座 教授
東北大学医学部卒業(1993年)。大原綜合病院外科で初期臨床研修。1996年に東北大学大学院医学系研究科消化器外科学分野入学(東北大学医学部第一外科入局)。膵臓疾患研究班に所属し、膵臓良悪性疾患に対する外科治療を研究。2000年医学博士号取得後、東北大学病院肝胆膵外科スタッフとして、肝胆膵外科、膵癌外科治療を専門。2020年山形大学大学院医学系研究科医学専攻外科学第一講座 教授に着任。2022年東日本重粒子センタ―副センター長(兼任)。2023年山形大学医学部附属病院副病院長(教育・医療安全担当)(兼任)。
司会者
福島 安紀 (
ふくしま あき )
医療ライター
1990年立教大学法学部卒。医療系出版社、「サンデー毎日」専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に、新聞、雑誌、ウェブサイトに執筆活動を行う。著書に『がん、脳卒中、心臓病 三大疾病死亡 衝撃の地域格差』(中央公論新社、共著)、『病院がまるごとやさしくわかる本』(秀和システム)など。社会福祉士。