【インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社共催】
悪性リンパ腫と付き合うために気をつけたいこと
-安全にお過ごしいただくために-
悪性リンパ腫の症状ほか、治療をうけながら日常生活をされる際の注意点についてお話しをさせていただきます。特に、悪性リンパ腫治療中、治療後の患者さんにおける新型コロナウイルスワクチン接種の有効性などについて、最近の研究結果も踏まえてご紹介します。コロナ禍においても悪性リンパ腫の患者さんに安全にお過ごしいただくために、患者さんやそのご家族にとって何らかの気づきのきっかけとなればと思います。
講演者
1991年に岐阜大学を卒業、名古屋第二赤十字病院で2年間の初期研修の後、同病院の血液内科で2年間勤務。その後、名古屋大学大学院に進学し1999年に医学博士号を取得後、名古屋大学医学部第一内科を経て渡米、米国立衛生研究所(NIH)にて客員研究員、および日本学術振興会海外特別研究員として基礎研究に従事。2004年に帰国後は、名古屋大学医学部附属病院血液内科で勤務。2015年に同血液・腫瘍内科学の准教授に就任後、2016年より藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)医学部血液内科学の准教授を経て、2019年より主任教授に就任。血液疾患全般の診療に日々携わる傍、悪性リンパ腫における分子病態研究や遺伝子診断など、臨床現場に近い位置での基礎研究にも積極的に関わっている。最近では、血液疾患患者さんにおける新型コロナウイルスワクチン接種の意義についても、研究分野を広げている。
司会者
1973年東京都生まれ、慶應義塾大学商学部卒。2000年27歳のときに悪性リンパ腫を発症し、自身の経験をもとにがん患者支援活動に関わる。2021年度朝日がん大賞受賞。現在、一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長、一般社団法人神奈川県がん患者団体連合会理事長の他に、厚生労働省厚生科学審議会がん登録部会委員、先進医療技術審査部会構成員、患者申出療養評価会議構成員などを務める。