胸腺腫/胸腺がん
胸腺にできた腫瘤の特徴と治療方法
8月7日(日)10:00−10:45 第3会場
胸腺腫瘍は、心臓や肺に接する部位に腫瘤ができるために、いくつかの特徴的な症状があります。また同じ部位にできるカルチノイド、胸腺腫、胸腺がんは、それぞれ異なる特徴があって、治療法も大きく異なります。共通の症状治療法から概説し、可能な限り各疾患の治療法にも触れたいと思います。
講演者
後藤 悌 (
ごとう やすし )
国立がん研究センター中央病院
呼吸器内科 外来医長 / NPO法人キャンサーネットジャパン 理事
2003年、東京大学医学部卒業。都内で研修後、2006年から国立がんセンター中央病院内科に勤務し、2010年より東京大学医学部呼吸器内科。2014年11月より現職。 希少がんセンター・がんゲノム情報管理センター情報統合室併任。肺がん、胸腺がん、胸腺腫、悪性胸膜中皮腫を中心とした診療に従事している。国内外の臨床研究にかかわったり、医療の情報の有効利用や、患者との共有方法について興味を持っている。
司会者
上田 有紀 (
うえだ ゆき )
胸腺腫・胸腺がん 患者会 ふたつば
元々医療や福祉への興味が強く、様々な医療関連職を経験。ダンス教師に転向後も、ダンス留学を兼ねて40か国以上でホスピスやバリアフリー環境を見て回った。後に4期胸腺腫、合併症の全身型MGと赤芽球癆を発症。数年の寝たきり生活や数回の余命宣告を経て、余生はこの世に恩返しをしていくと決心。三大治療(手術・抗がん剤・放射線)と合併症治療、仕事や家事を続けながら、患者会運営など複数のボランティア活動に取り組んでいる。