甲状腺がんの診断・治療アップデート 動画

手術せずに経過観察する選択肢から遺伝子検査に基づく薬物療法まで

8月6日(土)11:0011:45 第2会場

甲状腺がんには様々な種類がありますが、90%以上は乳頭がんです。その多くは予後良好で手術により完治し、一部には手術せずに経過観察できるものもあります。しかし、一部の乳頭がんやその他の種類の甲状腺がんの中には、予後の良くないものがあります。最近ではそのようなケースに、遺伝子検査に基づく薬物療法も行われるようになってきました。甲状腺がん全般について、最新の正しい知識をお伝えします。

講演者

杉谷 巌 ( すぎたに いわお )
日本医科大学大学院医学研究科 内分泌外科学分野 大学院教授

1989年3月、東京大学医学部卒業。 1993年よりがん研有明病院に20年間勤務。もっぱら甲状腺がんの診療、研究に従事。 2013年より日本医科大学内分泌外科に勤務。 <主な役職>日本内分泌外科学会副理事長、甲状腺癌取扱い規約委員長、甲状腺腫瘍診療ガイドライン作成委員長、甲状腺微小癌取扱い委員長。日本甲状腺学会理事など。

司会者

多和田 奈津子 ( たわだ なつこ )
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン  理事

16歳で甲状腺がん、25歳で悪性リンパ腫を発症し若いうちに二度もがんになるのは珍しいと2002年に『へこんでも―25歳ナツコの明るいがん闘病記―』を新潮社から出版。 そのことをきっかけに患者経験を生かした講演や患者会活動などをしている。若年がん患者会ローズマリー世話人代表、横浜市立大学附属市民総合医療センター院内患者会「勇希の会」アドバイザー兼世話人。