がんの臨床試験
臨床試験はなぜ必要?
8月6日(土)10:15−11:00 第1会場
新たな治療法を広く使えるようにするためには臨床試験が欠かせません。がん領域では薬剤、放射線治療、手術等を組み合わせて治療が行われるため、新薬の薬事承認を得るための治験だけではなく、患者さんにとって第一選択として勧められる標準治療を確立するための臨床試験が数多く実施されています。
講演者
中村 健一 (
なかむら けんいち )
国立がん研究センター中央病院
国際開発部門 部門長
京都大学を卒業後、消化器外科医としての経験を積み、2006年より国立がん研究センター中央病院で全国規模の多施設共同試験の運営、管理に携わっています。2015年より医師主導治験部門を立ち上げ、多数の医師主導治験を通じて希少がんへの適応拡大を図ってきました。2020年よりアジア臨床試験ネットワークの構築を手掛けるとともに、グローバルな薬事規制に関する厚生労働特別研究班の代表も務めています。
司会者
桜井 なおみ (
さくらい なおみ )
一般社団法人CSRプロジェクト
代表理事
大学で都市計画を学んだ後、卒業後はコンサルティング会社にてまちづくりや環境教育などの業務に従事。2004年、がん罹患後は、働き盛りで罹患した自らのがん経験や社会経験を活かし、小児がんを含めた患者・家族の支援活動を開始、現在に至る。技術士(建設部門)、社会福祉士、精神保健福祉士、産業カウンセラー。 趣味はマラソン、水泳、将棋。