女性のがんとホルモンの関係(〜16:45)
疫学研究からの知見
8月21日(土)16:00−16:45 第2会場
乳房や子宮など女性固有のがんのみならず、胃、肝臓、肺などのがんにおいても、その罹りやすさに性差があり、女性ホルモンや生活習慣などの差異に起因します。女性ホルモンは、がんによって予防的であったり、促進的であったりと複雑な作用をします。女性のがんとホルモンの関係について疫学研究からのエビデンスを紹介します。
講演者
津金 昌一郎 (
つがね しょういちろう )
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
理事兼国立健康・栄養研究所長
慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了後、1986年より国立がん研究センターで疫学・予防研究に従事。研究所臨床疫学研究部長、がん予防・検診研究センター予防研究部長、センター長、社会と健康研究センター長を経て、2021年より現職。「『がんになる人 ならない人』科学的根拠に基づくがん予防」(講談社ブルーバックス)「科学的根拠にもとづく最新がん予防法」(祥伝社)などにより、一般向けにも予防の啓発に努める。
司会者
増田 美加 (
ますだ みか )
女性医療ジャーナリスト
当事者視点に立った女性のヘルスケアや医療情報について執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、がんやがん検診の啓発活動を行う。著書に『もう我慢しない! おしもの悩み ~40代からの女の選択』(オークラ出版)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事長。NPO法人「女性医療ネットワーク」理事「マンマチアー委員会」主宰。