臨床試験と患者市民参画(〜13:45)
臨床試験に患者や市民の参加がなぜ必要なの?JCOGの取り組みから
8月21日(土)13:00−13:45 第2会場
がん診療では、患者さんの価値観や高齢化など多様化しています。臨床試験はよりよい治療法を実臨床に導入することを目的に行われます。そのためには患者・市民の意見を取り入れて進めることが望ましいと考えられてきています。
日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)でも患者参画小委員会を発足させ、患者市民参画を積極的に進めています。本フォーラムではJCOGの患者市民参画の取り組みについて紹介させていただきます。
講演者
古瀬 純司 (
ふるせ じゅんじ )
杏林大学医学部腫瘍内科学教授
JCOG肝胆膵グループ代表、JCOG患者参画小委員会委員長
1984年千葉大学医学部卒業。同大医学部附属病院第一内科研修医、清水厚生病院内科医、社会保険船橋中央病院内科医長などを経て92年、国立がんセンター東病院勤務。2001年から1年間、アメリカのトーマス・ジェファーソン大学放射線部・腫瘍内科学客員研究員。08年より杏林大学医学部内科学腫瘍内科教授・同大病院がんセンター長に就任、現在に至る。
司会者
坪井 正博 (
つぼい まさひろ )
国立がん研究センター東病院 呼吸器外科 科長
NPO法人キャンサーネットジャパン 理事
1987年東京医科大学医学部卒業。同大学外科第一講座および国立がんセンター中央病院等での研修を経て、1997年より東京医科大学病院呼吸器外科、2008年から神奈川県立がんセンター、2012年から横浜市立大学附属市民総合医療センターで肺がん診療全般に取り組み、2014年4月より現職。医学博士。ちょいメタボに悩む。座右の銘は、「運・鈍・根」。肺がんなど胸部悪性腫瘍に対する外科治療を中心とした集学的治療の診療と開発に取り組む。分かりやすい情報提供を通じて、個々の患者さんに最適で質の高いハートフルな診療を行うことが信条。