在宅医療(〜10:45)
生活から学び、生活へと還元する病院医療をめざして
8月21日(土)16:00−16:45 第1会場
病院医療と生活との連携が十分には取れていないのが実情です。老いや病を抱えながらも家に帰りたいという人のため、沖縄県立中部病院では地域ケア科を立ち上げ、病院としての在宅医療を実践しています。その取り組みで気づかれた課題と希望についてお話しします。
講演者
高山 義浩 (
たかやま よしひろ )
沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科 副部長
東京大学医学部保健学科、山口大学医学部医学科卒。九州医療センター、九州大学病院にて初期臨床研修後、2004年より佐久総合病院にて総合診療と在宅医療を学ぶ。厚生労働省を経て、2010年より沖縄県立中部病院において感染症診療に従事。また、同院に地域ケア科を立ち上げ、退院患者のフォローアップ訪問や在宅緩和ケアを開始。2020年2月より新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、厚生労働省参与を併任。著書に『地域医療と暮らしのゆくえ 超高齢社会をともに生きる』(医学書院、2016年)、『高齢者の暮らしを守る 在宅感染症診療』(日本医事新報社、2020年)など。
司会者
小嶋 修一 (
こじま しゅういち )
TBSテレビ報道局 解説委員
精巣腫瘍を二度経験した、がんサバイバー。仕事は、がん専門記者として、テレビ・ラジオで医療報道を担当。1987年、精神免疫腫瘍学の観点から、がん闘病者7人がヨーロッパアルプスの最高峰モン ブランに挑戦するドキュメンタリーを制作。世界のがん闘病団体に大きな影響を与えた。また、三木恒治・京都府立医大教授(当時)らと、患者会「精巣腫瘍患者友の会」を2010年10月に設立するなど、患者に寄り添った活動を展開。