がん臨床試験の最近の動向
患者視点の臨床試験、その前提としての情報提供
10月25日(日)11:00−11:45 第1会場
患者視点の臨床試験への動きが急速である。Patient Reported Outcomeの評価、個別化をめざしたベイズ流手法、そして患者の試験計画への参画などである。この「参画」のためには情報提供が必須であるが、ようやくこのための基盤整備が動きつつある。これらの新しい話題を提示する。
講演者
大橋 靖雄 (
おおはし やすお )
中央大学
理工学部 教授
1979年東大工学部助手(計数工学科)、1984年東大医学部講師(附属病院中央医療情報部)、助教授を経て、1990年東大医学部教授(保健学科疫学講座)、1992年学科改組により、健康科学・看護学科 疫学生物統計学講座に講座名改名、これが日本最初の生物統計学講座、2014年中央大学理工学部教授(人間総合理工学科)、東大名誉教授、日本計量生物学会 前会長、NPO日本臨床研究支援ユニット 理事長、一般社団日本臨床試験学会 代表理事、NPO日本メディカルライター協会 理事長、スタットコム株式会社会長
司会者
天野 慎介 (
あまの しんすけ )
一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン
理事長
1973年生まれ、2000年に悪性リンパ腫を発症。化学療法、放射線療法、自家末梢血幹細胞移植などを受けた。自身の経験より患者支援に関わり、2009年より厚生労働省がん対策推進協議会委員を2期4年務めた。現在、一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長、厚生労働省厚生科学審議会がん登録部会委員、がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議構成員、患者申出療養評価会議構成員、先進医療技術審査部会構成員などを務める。