がんと栄養
がん治療における栄養の力 ~がん治療を助ける栄養と運動の役割~
10月24日(土)15:00−15:45 第3会場
二人に一人ががんになるという時代に、がん治療における重要な役割を持つ「栄養」について知っておくことは重要です。がん治療には手術、放射線、化学療法、免疫療法などがありますが、栄養はこれらの治療を助ける大きな力となります。特に筋肉を保つ栄養と運動療法について概説します。
講演者
比企 直樹 (
ひき なおき )
北里大学医学部
上部消化管外科学 主任教授
北里大学医学部、東京大学大学院を経て、がん研有明病院に14年勤務し、日本トップクラスの手術症例数を執刀してきました。「胃がん」における治療法の考案・開発だけでなく、治療を支える栄養の重要性から「栄養管理部」を運営し、患者さんのための栄養管理を目指しました。現在は、北里大学において、上部消化管がんの手術に加えて、医学部・栄養部合同で「栄養塾」を開き、次世代ドクターと栄養管理士の指導に携わっております。
司会者
小西 敏郎 (
こにし としろう )
東京医療保健大学
副学長・医療栄養学科長 キャンサーネットジャパン理事
1972年東京大学医学部卒業。66歳まで胃癌や食道癌・大腸癌などの消化器癌の手術治療を主にする外科医でした。趣味は内緒(ナイスショットと呼びます)。自身が59歳で胃がんの内視鏡治療を、63歳で前立腺がんの手術を受けた。いずれも非常に早期で発見でき完治したのも毎年定期的に検診を受けていたおかげ。いまも毎年検診をうけている。