男性乳がん
焦らず、急がず、着実に! – 沢田 晃暢
ここに参加される方は、ほとんど手術後の方だと思います。女性と違って、罹患年齢は高いのが特徴です。これからの人生を見つめ直す良い機会です。チャンスと思ってこの先の人生を考えていきましょう。
日本人男性乳がんの特徴 – 下村 昭彦
男性乳がんはまれながんの一つです。国内では男性乳がんに特化した研究がほとんど行われてきませんでした。海外ではここ数年、活発に研究が行われています。病と向き合う上で、どのような病気であるかを明らかにしていくことは重要です。今回、日本のデータベースを使った研究内容をご紹介し、男性乳がんとはどういう病気なのかをみなさんと考えたいと思います。
講演者
現在57歳、趣味はスポーツ鑑賞(年齢的に参加して動くのはきつい)特にサッカーをこよなく愛しております。ドライブも大好きで、夜明けの、あの明るくなる空のもとを運転するのが大好きです。2019年3月までは昭和大学で乳腺外科准教授を拝しておりましたが、2019年4月からNTT東日本関東病院で乳腺外科の立ち上げのため赴任いたしました。2021年4月からブレストセンターが立ち上がります。もうひと働きしますよー!
2007年滋賀医科大学卒業、JR東京総合病院初期研修、虎の門病院外科レジデントを経て、2012年虎の門病院臨床腫瘍科医員、2014年国立がん研究センター中央病院先端医療科がん専門修練医、2015年国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科医員を経て、2019年より現職。腫瘍内科医として、乳がん、婦人科がん、原発不明がん等の診療を行いながら、乳がんを中心とした研究を行っています。
司会者
2010年と2019年に左右の乳がんの告知を受け、左乳房は全摘、右乳房は温存。異時性両側乳がん。現在ホルモン治療中。2011年に第7期BEC乳がん体験者コーディネーター養成講座を受講。コーチングと乳がんの知識を融合し「主治医に言うほどではないけど、なんかモヤモヤ~な方、集まりませんか?の会」という乳がん患者さんを対象にしたワークショップを東京都内で開催している(現在コロナのため休止中)。ヘルスコーチジャパン認定メンタルコーチ。2018年より男性乳がんの会「メンズBC」を企画運営。