がんと感染症
新型コロナウイルス感染症とがん診療について
10月24日(土)10:15−11:00 第1会場
がん患者における感染、重症化のリスクについて知見を紹介します。通院中では感染リスクは同等ですが、血液腫瘍や肺がんでは感染すると重症化や死亡のリスクは高い可能性があります。がん治療は重症化に関連しないという報告もあります。基本的な感染対策を講じ、恐れることなくがん治療を受けることが大切です。
講演者
寺嶋 毅 (
てらしま たけし )
東京歯科大学市川総合病院
呼吸器内科 教授
慶應義塾大学医学部卒業。内科学会専門医、呼吸器学会専門医・指導医、感染症学会専門医・指導医、臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、指導医、緩和医療認定医の資格を持ち、新型コロナウイルス感染症の診療、肺がんの診療に従事している。がん関連3学会合同新型コロナウイルス感染症対策ワーキンググループ長として「新型コロナウイルス感染症とがん診療について:患者さん向けQ&A」、「同医療従事者向けQ&A」の作成に携わっている。
司会者
小嶋 修一 (
こじま しゅういち )
TBSテレビ報道局
解説委員
精巣腫瘍を二度経験した、がんサバイバー。仕事は、がん専門記者として、テレビ・ラジオで医療報道を担当。1987年、精神免疫腫瘍学の観点から、がん闘病者7人がヨーロッパアルプスの最高峰モン ブランに挑戦するドキュメンタリーを制作。世界のがん闘病団体に大きな影響を与えた。また、三木恒治・京都府立医大教授(当時)らと、患者会「精巣腫瘍患者友の会」を2010年10月に設立するなど、患者に寄り添った活動を展開。