がんサバイバーの声を聞こう! Over Cancer Together動画

8月17日(土)16:0018:00 研究棟1F 第1会場

がん患者とそのご家族、遺族、ケアする人、友人など、広くがんに関係ある人々が、自らの体験を語ることにより、がん患者を含むすべての国民が、がんを知り、がんと向き合い、そして、がんになっても生き生きと生きることが出来る社会作りに貢献したいという思いで語ります。

 

 

講演者

OCT6期 川野 高志 ( かわの たかし )

10歳で肝臓がんを罹患し現在32歳 AYA cancer network projectに参加し仲間と共に「 第1回AYAキャンサーサバイバーズミーティング~AYA世代がん経験者が考えたAYA世代がん患者のための交流イベント~」 を企画し8月3日(土)に東京都立小児総合医療センターで開催しました。自分一人じゃない、そう思えるような情報を発信し、共有していきたいです。

OCT6期 瀬尾 雄司 ( せお ゆうじ )

2018年12月、27歳の時に年齢的には珍しい多発性骨髄腫と診断されました。現在は仕事をしながら化学療法を継続中。 「がんになってしまったことを嘆いても仕方がない。今の自分に出来ることをやっていこう」と決意。その後、Over Cancer Together サバイバー・スピーキング・セミナーや「若年性がん患者団体 STAND UP!!」等に参加。 がん患者が「がんサバイバー」と呼ばれる時代になったからこそ、AYA世代としてがんになってからの働き方について自分にできる情報発信と社会貢献を行っていきたい。

OCT6期 坂口 菜夏 ( さかぐち なか )

22歳のとき骨肉腫と診断され、抗がん剤治療と人工関節置換術を受ける。現在は経過観察中。 同じ経験をしたサバイバーに出会いたいと思い、若年性がん患者のための団体である STAND UP!!に参加し交流すること、またもっとがんについて学びたい、考えたいと思いOCTやがんアドボケートセミナーに参加。 がんサバイバーを特別視しない社会に少しでも近づくため、がんになり多くの壁が立ち塞がっても、たくさんの人に支えられながら、自分なりに理解し乗り越えようとしている人もいるということを発信していきたい。

BEC8期 栗原 和江 ( くりばら かずえ )
埼玉新聞編集局タウン記者

NPO法人くまがやピンクリボンの会 代表理事、CNJ認定(BEC) 乳がん体験者コーディネーター、埼玉乳がん検診検討会世話人、 日本乳癌学会準会員、日本乳癌検診学会会員、認定NPO法人乳房健康研究会ピンクリボンアドバイザー、がん教育認定講師、熊谷市共同参画をすすめる会理事、熊谷市地域公共交通審議委員、社会法人翠浩交会障がい者支援施設新光苑評議員。2007年4月乳がん罹患。発症から12年目の現在、治療による副作用の骨粗鬆症治療中。

BEC14期 緒方 佳美 ( おがた よしみ )

東京都出身。化粧品、ラグジュアリーブランドなど外資系企業にて、マーケティング、営業、事業経営などを経験。2017年8月乳がん発症。抗がん剤、部分摘出手術、放射線で約1年治療。父、祖父母もがんで見送っている。 昨年人材紹介・コンサルティングの会社設立。乳がん患者のための情報サイト「ら・し・く」を先月立ち上げ、患者や家族に、病気や生活に関する有益な情報発信を始めた。前向きな気持ちで暮らせるよう、自分らしく支援したい。医療の進歩や患者ケア、QOL向上のため、患者アドボカシーグループの形成を目指したい。

OCT6期 稲葉 晃子 ( いなば あきこ )

元全日本女子バレーボール選手(ユニチカ主将)。米国NATA認定Athletic Trainer、米国スポーツ医学会/米国がん協会認定Cancer Exercise Trainer、カリフォルニア州立大学卒。引退後は全日本女子バレーボールチームや実業団等にてオリンピック選手の育成に従事。米国の大学の教員としても10年間勤務し現地で指導。自らの腰痛をきっかけに、体幹と固有受容覚のトレーニングを目的とした運動ツール、コアヌードルを開発。2017年7月に乳がんと診断され、同年9月に左乳房全摘とリンパ郭清手術。抗がん剤と放射線治療、1年間の治験を終え、現在は東京オリンピックを目指す陸上選手の強化育成にも注力している。

OCT5期 柴田 敦巨 ( しばた あつこ )

「看護師。ぴあナース会員。2016年度アピアランスケア研修修了。TEAM ACC STAFF。 2014年左耳下腺腺様のう胞がんに罹患し、手術と化学放射線治療を経験。同じ境遇の仲間たちとの出逢いによって"一人じゃない"と思えることが生きる支えとなることを実感。自らの経験を活かし「生きることは食べること 食べることは生きること」を支えるため、起業チャレンジ中。」

OCT2期 米倉 公子 ( よねくら きみこ )

乳がんにて、左胸全摘出・術後化学療法を施行。 脳転移の手術後、左上肢の麻痺出現。現在、都内の大学病院で看護師として時間を短縮して勤務しながら化学療法とリハビリを継続中。麻痺のため出来ない看護技術もある一方で、自分が患者になって知ったこと・困ったことなどを患者さんと一緒に考えたり、相談にのったり、時には術後の傷を見せたり、そんなサバイバー看護師。

OCT6期 荒木 弘 ( あらき ひろし )

15年前に肝臓がんを経験し、11年前に家内をすい臓がんで亡くし、現在は外来がん治療認定薬剤師として病院に勤めています。それぞれの立場を経験したことで、患者さん、ご家族、ご遺族の気持ちを察することがあります。緩和ケアの重要性が増していますが、心が晴れない患者さん、患者との関わり方がわからない家族、悲嘆から抜け出せない遺族。そのような方々に、どのように関わるかを自問自答している医療者も多いのではないでしょうか?患者さん、ご家族の気持ちを考えながら向き合える医療者が増えるように情報発信したいと考えています。

OCT6期 大穂 その井 ( おおほ そのい )

経営アドバイザー。2014年乳がんと診断され、左乳房全摘出とリンパ節郭清手術を受けたが、2017年全摘した胸に局所再発。手術・放射線治療・化学療法を終え現在ホルモン治療中。乳がん再発後、同居している90代の父が要介護5の寝たきり状態に。そのあと80代の母も認知症を発症し要介護となる。ひとりっ子で独身の私が、自身のがん治療と同時にやってきた親の在宅介護をどう乗り切り、死を看取ったのか。同じ悩みを持つ方々や介護サービス従事者に「がん老介護」に関する情報を発信、共有していきたい。

司会者

司会 OCT1期 久田 邦博 ( ひさだ くにひろ )

しあわせです感謝グループ代表。研修ファシリテーター、薬剤師、医療経営士、がんピアサポーター。Over Cancer Together 第一回サバイバー・スピーキング・セミナー参加者。2013年12月Over Cancer Together キャンサー・サバイバー・フォーラムにて講演。18年間治療しながらフルで働いている経験から両立支援の講師を務める。カウンセリング、コーチング、ヒーリングスキルを使ったピアサポートは本音を吐き出し心が癒されていく。患者会講演では病という呪縛から解放し生きる力をみなぎらせるため、『愛と感謝の魔法使い クニー・ポッター』と呼ばれている。得意な呪文は「しあわせです。感謝」

司会 OCT2期 砂川 未夏 ( すなかわ みか )

29歳で悪性リンパ種、39歳で乳がんを経験。現在は、キャリアコンサルタントとして、行政・学校での就職支援や企業でのキャリア形成支援を行う傍ら、がん経験者の支援を行う。乳がんの抗がん剤治療を終えた4年前にOCTセミナーへ参加し、“自分らしさ”をテーマに自らの患者体験を整理する。病気になってもならなくても、自分らしく生きる・働く人が増えることを願い、活動している。「共に体験談を社会に活かしていきましょう!」CINがん情報ナビゲーター10期生。キャンサー・キャリア 代表

ファシリテーター OCT1期 岸田 徹 ( きしだ とおる )
NPO法人がんノート  代表理事

25歳で「胎児性がん」の告知を受ける。3ヶ月の抗がん剤治療、2回の手術を受けるが2年半後に再発。 再度手術を受け、現在は経過観察中。自身の闘病経験から「患者側の情報も医療と同じくらい大切だ」ということを考え、2014年からがん経験者によるインタビューWeb番組「がんノート」をスタート。“一歩踏み込んだセンシティブな患者情報”をユーモアを交えて発信している。