前立腺がん
“ロボット手術ダヴィンチの外科イノベーション”
前立腺がんの外科療法は近年、日本ではロボット手術の導入などにより、より確実に、身体への負担が少なく、入院期間も短期間で済むようになってきています。近年の進歩について、最新の情報を皆さんにお届けします。
堀江 重郎(ほりえ しげお)
順天堂大学 大学院医学研究科 泌尿器外科学 教授
順天堂大学 大学院医学研究科 泌尿器外科学 教授
順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部助手。1988-1991年 米国テキサス大学パークランド病院。1995年国立がんセンター中央病院。1998年東京大学医学部講師。2002年杏林大学医学部助教授。 2003年帝京大学医学部 主任教授(泌尿器科学)。2012年順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授。現在に至る。
“前立腺がんの新薬が続々登場しています”
近年、前立腺がんの薬物療法においては、とくに再発・再燃時に適応となる新薬が複数登場してきています。経過が長い前立腺がんと自分らしく向き合うために、たくさんの選択肢を知り、備えておきましょう。
赤倉 功一郎(あかくら こういちろう)
JCHO東京新宿メディカルセンター 泌尿器科部長/副院長
1984年千葉大学医学部卒業。1990年千葉大学大学院修了(医学博士)。1990-93年カナダ・ブリティッシュコロンビア癌研究所留学。千葉大学助教授を経て、2002年より東京厚生年金病院泌尿器科部長。2007年より同院長補佐(兼任)。2014年JCHO東京新宿メディカルセンターに病院名変更。2015年同副院長・泌尿器科部長。日本泌尿器科学会専門医・指導医。アメリカ泌尿器科学会・国際泌尿器科学会会員。前立腺癌ワークショップ最優秀賞(1990年)。日本泌尿器科学会坂口賞(2000年)。前立腺癌間欠的ホルモン療法を世界で初めて開発したグループのひとり。
小西 敏郎(こにし としろう)
東京医療保健大学 副学長・医療栄養学科長
1972年東京大学医学部卒業。胃癌や食道癌・大腸癌などの消化器癌の手術治療を主にする外科医。趣味は内緒(ナイスショットと呼びます)。自身が2007年に早期胃がんの内視鏡治療を受け、また前立腺がんの手術を2009年に受けた。いずれも非常に早期で発見でき完治したのも毎年定期的に検診を受けているおかげ。