すい臓がん
“すい臓がんに対する外科治療の進歩”
8/6(土) 16:00-16:50 コングレスクエア日本橋 ホールB
最近、すい臓がんに対する外科治療は大きく進歩しています。中でも最大の進歩は、術後補助化学療法により生存率が大変良くなったことです。現在、日本でも欧米でも術後に半年間化学療法を行うことがスタンダード(標準治療)となりました。もう一つの進歩は手術が比較的安全に行なわれるようになったことです。しかし、すい頭部がんに対する標準手術である膵頭十二指腸切除の死亡率は全国平均で約3%ですので、さらなる改善が必要です。
講演者
中郡 聡夫(なかごおり としお)
東海大学医学部 外科学系消化器外科 教授
1958年8月26日生、埼玉県出身。1983年 千葉大学医学部卒業。
1983年 千葉大学医学部第2外科医員・研修医。1999年 国立がんセンター東病院 上腹部外科。2010年 東海大学医学部消化器外科教授。膵癌診療ガイドライン改訂委員、日本肝胆膵外科学会理事、日本胆道学会理事、日本膵臓学会評議員、日本コンピュータ外科学会理事
司会
福島 安紀(ふくしま あき)
医療ライター
1990年立教大学法学部卒。医療系出版社、サンデー毎日専属記者を経てフリーランスに。医療・介護問題を中心に、新聞、雑誌、ウェブサイトに執筆活動を行う。著書に『病院がまるごとやさしくわかる本』(秀和システム)、『病気でムダなお金を使わない本』(WAVE出版)など。