Over Cancer Together

“キャンサーサバイバーズボイス〜がんサバイバーの声を聴こう〜”

8/7(日) 13:00-14:50 コングレスクエア日本橋 ホールC

がんを取り巻く様々なテーマを取り上げ、様々ながん種のサバイバーの方が、体験談を語ります。がん患者さん・ご家族、また医療従事者、製薬企業にお勤めの皆様、どなたでもご参加できます。ぜひ立場を超えて「がんになっても暮らしやすい社会」のために何ができるか意見交換しませんか。

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「不仲の母を介護し看取って気づいた人生で一番たいせつなこと」

川上 澄江

川上 澄江(かわかみ すみえ)

ライター・翻訳者

「不仲の母を介護し看取って気づいた人生で一番たいせつなこと」著者
病気ひとつしたことのなかった母に、ある日突然がんが告知された ――。東京に住む「私」は鎌倉に住む母の介護をしなければならないのか?仕事は辞めることになるのか?母と一緒に暮らすことになったら、毎日喧嘩ばかりになるのでは?そもそも、こんなことを考える自分は冷血漢なのではないか ……。母(当時75歳)の発病で「私」(当時49歳)の生活も急激な変化を迎えます。母は2年の闘病を経て、最期はホスピスで亡くなりました。人生で一番長く、一番辛く、それでいて一番学びの多かった2年の経験を、今年4月「不仲の母を介護し看取って気づいた人生でいちばん大切なこと」という本にして出版しました。現在は、フリーランスのライターとしてインタビュー記事を書いたり、ニュース番組の翻訳をしながら、講演活動も行っています。

「シングルマザーががんになって」

石澤 いずみ

石澤 いずみ(いしざわ いずみ)

乳がんサバイバー

1976年雑誌anan高島屋共同企画「第3回ananデザイン大賞」銅賞。
1988年町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー新潟校第一期卒業。伊勢丹家具インテリアに入社。
1995年息子(10歳)と共に上京。2002年45歳RCC整理回収機構(派遣)勤務中に、乳がん発病。ステージⅢA石灰化が広範囲にあるとのことで「右乳房全摘」と診断。「同時再建」という術式を知り、セカンドオピニオンにて他の大学病院で術前科学療法後に「全摘出後人工エキスパンダ-による再建」を行うが、感染症による皮下蜂巣炎、血流障害、壊死が生じ再手術。同10月退院後、契約終了となり失業。同時に高校3年の息子の不登校、マンションの退去で引越し。2003年11月に再発。2004月1月再手術。後遺症であるリンパ浮腫、その他CRPS(複合性局所疼痛症候群)で現在も通院中。

「若い世代のがんと仕事」

安藤 麻里(あんどう まり)

乳がんサバイバー

1988年愛知県生まれ現在28歳。2012年大学卒業後、総合職として金融機関に入社。入社2年目の2013年6月、25歳のときに乳癌と診断される。配属先の岡山にて手術、2週間の入院後、仕事復帰。その後、術後全身療法としてホルモン療法を開始するが、2014年7月、肝臓に転移、9月には骨への転移も分かり、仕事は3カ月休職し名古屋の病院で治療することに決め、会社に希望を出し名古屋にて仕事復帰をする。転移の治療のため抗がん剤治療を始めて約2年、現在も継続中ではあるが、がん患者として、一人の女性として、28歳の人間として、「自分らしい働きかた、生きかた」を模索しながら、仕事と治療を含めたプライベートの両立に励んでいる。

「看護師ががんになって気づいたこと」

本島 克子

本島 克子(もとしま かつこ)

乳がんサバイバー

1965年6月生まれ。高校まで佐賀県で過ごす。高校卒業後はいったん、京都の大学へいくものの看護師になりたい理由で大阪の看護学校に行って看護師の資格をとり、現在に至っています。その間、2008年に胸に小さなしこりがあることに気づき、病院に行くものの様々な理由で治療を中断、4年後悪化したところで乳がんの治療を開始、術前化学療法(FEC2コース+EC2コース+DOC4コース)施行。化学療法の途中で右胸だけでなく、左胸にも乳がんがあることが発覚、2012年10月に九州がんセンターで両側乳がんの切除を行う。手術後は、11月からホルモン治療開始、2013年1月から2月にかけて放射線療法(PMRT:60㏉)も施行している。現在はホルモン治療を開始して3年7か月になる。

「賢い患者になるために」

大塚 美絵子

大塚 美絵子(おおつか みえこ)

卵巣がんサバイバー

12年7月卵巣癌発症。最悪の場合は余命6ヶ月?の状態だった。術前3回の抗がん剤治療後、同年11月手術。術後3回抗がん剤治療し13年4月より経過観察、現在に至る。前職は病気以外の理由で退職。その時の経験(トラブル有)で、会社との交渉や支援制度について詳しくなる。社会復帰を模索するなかで、生存期間が延びているのに「治療一段落後」のサポートが社会的に不足していることを痛感。ブログなどで様々なお役立ち情報を発信中。

「がん保険のこと」

野村 真人

野村 真人(のむら まさと)

甲状腺乳頭癌サバイバー

1961年生まれ。 1986年に某保険会社に入社。以来30年間勤務、ほぼ営業部門に所属、現在は管理部門勤務。2015年8月に、初めて人間ドックを受診、喉下に腫瘍を発見、甲状腺癌と診断。2016年3月甲状腺の全部摘出手術、4月アイソトープ放射線治療を実施。昨年から癌宣告、治療とあわただしい1年を経験し、改めて癌とがん保険を考え直すきっかけとなりました。

「ふくれあがる医療費に対して、当事者である患者が発信できること」

saijo

長谷川 一男(はせがわ かずお)

肺がんサバイバー

長谷川一男。神奈川県在住。45歳。39歳で肺がん発症。ステージ4。
現在7年目に入り、治療継続中。NPO法人肺がん患者の会 ワンステップ!代表。会が大切にしていることは「分かち合い」と「知って考える。」
2ヶ月に1回のペースでおしゃべり会開催。HPとブログにて、様々なテーマで情報発信しています。全国の肺がん患者会の連合組織である「日本肺がん患者連絡会」所属。代表。日本肺癌学会と連名で要望書を厚生労働省に提出するなどの活動も積極的に行っています。