がん医療関連制度

“高額化するがん治療薬と未承認・適応外抗がん剤への各種アクセス制度”

8/7(日) 15:00-15:50 コングレスクエア日本橋 ホールC

近年、多くの新しいがんに対する治療薬が開発・承認されています。しかし、その価格は大変高額で年間数千万円に上るものまであります。患者にとって治療の選択肢は広がる一方、高額ながん治療薬は保険制度の破綻をもたらすという声もあります。これらのがんに対する薬剤の現状や、1月にスタートした日本版コンパッショネートユース制度(人道的見地から実施する治験; 拡大治験)4月にスタートした患者申出療養制度など、未承認・適応外の抗がん剤への各種アクセス制度の現状や課題についてお話しいただきます。

講演者
藤原 康弘

藤原 康弘(ふじわら やすひろ)

国立がん研究センター中央病院 企画戦略局長

1984年広島大学医学部卒。国立がんセンター病院レジデント、同研究所研究員を経て1992年広島大学医学部附属病院 助手。留学後、1997年から国立衛研 医薬品医療機器審査センターにて新薬承認審査に従事。2002年国立がんセンター中央病院 医長に転任。2007年 臨床検査部長。2008年 臨床試験・治療開発部長。2010 年 副院長(経営担当)兼 乳腺科・腫瘍内科科長。2011年から2年間、内閣官房医療イノベーション推進室次長。2012年国立がん研究センター企画戦略局長、2015年同 中央病院 副院長(研究担当)併任 現在に至る。

司会
小島 あゆみ

小島 あゆみ(こじま あゆみ)

ライター&エディター

慶應義塾大学卒業後、日経ホーム出版社(現・日経BP)で女性誌の編集に携わり、フリーランスに。雑誌やウェブ、書籍で、医療・健康分野や科学関連の記事の編集・執筆を行う。2014年、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。NPO法人からだとこころの発見塾 理事。