頭頸部がんの治療
“根治と機能温存を目指して!”
8/6(土) 15:00-15:50 コングレスクエア日本橋 ルームA1
頭頸部がんの治療は、嚥下や発声など日常生活に重要な機能に影響します。集学的治療では進行癌でも機能を温存し根治を目指す目的で行われます。薬物治療も含めて最新の集学的治療について紹介し治療方法の選択について考えていきます。
講演者
藤井 正人(ふじい まさと)
永寿総合病院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍センター センター長
1977年に慶應義塾大学医学部を卒業し、頭頸部外科医として一貫して頭頸部がんの治療にあたっている。癌化学療法ではシスプラチン、S1、ドセタキセルなど、厚労省認可のための多くの臨床試験にかかわっている。頭頸部がんの治療では手術療法の発達と化学放射線治療の標準化が進んでいる中、2011年から日本臨床腫瘍グループ(JCOG)頭頸部がんグループを設立した。機能を温存して生活の質を保つ集学的治療について研究している。
司会
渡辺 千鶴(わたなべ ちづる)
医療ライター
京都女子大学卒業。医療系出版社を経て、フリーランスに。医療・介護分野を中心に編集・執筆に携わる。共著に『日本全国<実力度>ランキング』(宝島社刊)、『がん――命を託せる名医』(世界文化社刊)などがある。現在、総合女性誌『家庭画報』にて「がん医療を支える人々」、朝日新聞医療サイト『アピタル』にて「メディカル玉手箱」などを連載中。