【特定非営利活動法人日本がん・生殖医療学会共催】
がんと生殖機能(妊孕性温存)

“若年がん患者さんの将来の妊娠・出産(妊孕性温存)について”

8/7(日) 15:00-15:50 コングレスクエア日本橋 ホールD

がんの医療や生殖医療などの進歩に伴って、一部の若年がん患者さんは、治療終了後に妊娠・出産を望むことができるようになりました。病状の進行具合にもよりますが、治療開始前に将来の妊娠・出産の準備(妊孕性温存)の治療(生殖医療)を受けることになります。本講義では、がんと生殖機能に関する話題を提供させて頂きます。

講演者
鈴木 直

鈴木 直(すずき なお)

聖マリアンナ医科大学産婦人科学・教授

1965年米国生まれ。大学病院勤務。1990年に慶應義塾大学医学部を卒業後、米国留学を経て、2005年より聖マリアンナ医科大学産婦人科学に勤務。専門は、婦人科腫瘍学。若年がん患者さんに妊孕性温存に関する正確な情報を的確な時期に伝えるため、また希望を持ってがんと闘うために、患者さんとともに日々闘っています。

 

古井 辰郎

古井 辰郎(ふるい たつろう)

岐阜大学大学院医学系研究科 産科婦人科学 准教授

1965年、岐阜県大垣市出身。岐阜大学病院勤務。1990年に岐阜大学を卒業後一般病院勤務や大学院を経て、1995年から1999年までの米国留学。帰国後は、岐阜大学産科婦人科学に勤務。専門は、生殖医学。がん診療施設と不妊治療施設が連携し、若年がん患者さんが適切な情報提供を受け、適切な妊孕性温存を受けることができるよう、取り組んでおります。

司会
阿南 里恵

阿南 里恵(あなみ りえ)

特定非営利活動法人日本がん・生殖医療研究会 患者ネットワーク担当

23歳の時に子宮頸がんに罹患し、抗がん剤、子宮全摘出、放射線治療を行った。経過観察を終えてすぐに講演活動を始め、中学・高校・大学などでも「がん教育」や「いのちの授業」を実施してきた。
2013年には厚生労働省がん対策推進協議会委員に就任。
昨年「神様に生かされた理由」(合同出版)を出版し、現在は大阪の総合建設会社で営業職に就いている。